風邪をひくと抜け毛が増える。

抜け毛が増える理由は生活リズムや食生活、更には頭皮の衛生面などが大きく関係しています。そのため、風邪と抜け毛と言われてもあまりピンと来ない方は多いでしょう。

一見するとあまり関係性を感じられませんが、この噂は残念ながら事実です。

私達の体に備わっている「各部位に対する優先順位」がポイントだったのです。

そして「抗生物質」もまた抜け毛に関係していました。

風邪をひくと抜け毛が増える理由

風邪をひくと抜け毛が増える原因には前述した通り、私たち人間に備わっている「栄養素を使う優先順位」が大きく関係しています。

  • 風邪をひくと体の免疫力が低下。
  • 免疫が低下すると生命に関わる重要な部位を優先的に守ろうと働く。
  • 髪の毛は生死に関わる大きな部分ではないため、優先順位は低くなる。
  • 頭皮の免疫力が低くなり、ダメージを受けやすくなる。

結果的に頭皮・髪の状態がかなり弱ってしまうため、抜け毛が増えてしまうのです。

確かに髪の毛は生命を維持する上で、他の臓器に比べれば重要度は低いかもしれませんが、実際に風邪をひいて抜け毛が増えたらショックが大きいでしょう。

対策について

これは体の機能ですので、どうにかしようと思ってもどうにもならないのが現状です。

もちろん、これら以外にもストレスも考えられます。

言うまでもありませんが、何より早く体を健康な状態に近づけることが一番の解決策です。

風邪で辛い状態であることは分かりますが、食事や睡眠時間にも気を使ってあげることが大切です。

発熱による抜け毛の増加

人間の体が優先的に守ろうとする機能が抜け毛に関わってくる事。そして、風邪をひいた際の”発熱”も抜け毛に関係すると言われています。

ただの風邪で高熱が出ることはそこまで多いケースではありませんが、扁桃腺炎の方の場合などは38.5℃~39℃をこえてしまう場合もあります。

インフルエンザなどの場合も当てはまりますね。

  • 高熱が出ると免疫力と細菌が戦う。
  • その過程で免疫力に異常が発生。
  • 細菌だけでなく頭皮にも攻撃を加えてしまう。
  • ダメージを受けた毛根からは髪の毛が抜けてしまう場合が多い。

こういった高熱が出ると免疫力が細菌と戦い始めます。

この免疫力と細菌が戦う過程でトラブルが起こり、免疫力が誤って毛根を傷つけてしまう場合があります。

そうなった場合は当然髪の毛が抜けてしまい、いわゆる脱毛状態になってしまうのです。傷つけられてしまった部分からは一時的に髪の毛が生えて来なくなる場合が多いです。

これに関しては、抜け毛の状態が永久に続くのではなく一過性の物と捉えてよいでしょう。

対策について

高熱が出て抜け毛が増えてしまった場合は、特に大きな対策は必要ないとされています。

前述したように、高熱が原因の抜け毛の場合は一過性であることがほとんどです。放置しておいても自然と髪の毛は生えてきますし、そこまで神経質になる事はありません。

髪の毛に対してももちろんですが、髪の毛を生成するための資本となる健康を取り戻すことが大切です。そのため、栄養バランスの取れた食事・睡眠時間を十分確保することに意識を向けましょう。

ただ、あまりにも抜け毛が多かったり、風邪および発熱が治ったのにも関わらず髪の毛がしばらく生えてこない場合は専門医に相談することをお勧めします。

抗生物質の影響

風邪をひいた際に抗生剤を利用して抜け毛が増えた…といったケースも報告されています。

抗生剤を服用するリスクとして考えられているのが、以下の二点です。

  • 栄養素の吸収率の低下する場合がある
  • 腸内に存在している善玉菌の減少

抗生剤が抜け毛に繋がる理由は上記の「栄養素の吸収率の低下」だと考えられます。

  • 抗生剤を飲むことで体に栄養素が吸収されにくくなる場合がある。
  • 髪の毛を生成するための栄養も届きにくくなる。
  • 力強く元気な髪の毛が生え難くなる可能性がある。

ただでさえ風邪をひいている時は髪・頭皮の状態がナイーブになっているのにも関わらず、髪の毛の生成に必要な栄養素が低下してしまえば、髪の毛が力強く生えて来ることは難しいでしょう。

これに関しては「抗生物質を飲む=髪が抜ける」という直接的な物では無いと考えられます。あくまでも栄養素が吸収されにくくなる場合があるという話です。

また、風邪をひいた際に抗生剤を飲んで治すということは昔は一般的でしたが、現在ではそれらは見直されつつあります。

この抗生物質は細菌の増殖を抑制、殺菌する効果があるため、風邪をひいた時に処方されることが非常に多かったわけです。

風邪には二種類存在しています。「ウィルス感染」と「細菌感染」です。

抗生剤は「細菌感染」には効果がありますが、「ウィルス」感染には効果がありません

何より一般的な風邪の多くが「ウィルス感染」なのです。そのため、風邪をひいたらとりあえず抗生物質を飲んでおけば…と考えている方は、服用する薬を見直した方が良いでしょう。

対策について

対策としては風邪気味だからといって安易に抗生物質を服用しないということ。

髪の毛の状態も心配ですが、何より風邪に効果が無い事が明らかになっている以上、細菌感染でない限り使う必要はほとんどないでしょう。

抗生剤を使いすぎると耐性菌(抗生剤が利かない菌)が増加するとも言われています。

風邪をひくと抜け毛が増える噂の真相

上記の様に風邪をひいて髪の毛が抜けてしまうのには様々な理由が存在しています。

ただ、共通している部分は一過性である場合が多いと言う事。ホルモンの異常分泌による脱毛症とは対照的で、放置しても回復する可能性が極めて高いです。

「風邪をひくと抜け毛が増えてしまう」と言うのは確かに事実ではありましたが、改善するケースが多いのでそこまで神経質に考えなくとも良いでしょう。