私達が食事の際に自然と口にしているパンや麺類には、当然ながら小麦が使われています。

日本ではあまり注目されていませんが、海外では小麦を摂取し続けると「髪の毛が抜ける」・「体調が悪くなる」と話題になっています。

その影響か、最近日本でも小麦が体に及ぼす悪影響に関する本がヒットしていますね。

もしかすると、髪の毛が抜けていた原因は小麦にあったのかもしれません。

小麦を食べると抜け毛が増えるのは本当か?

結論から言えば、「小麦を食べ続けると髪の毛が抜ける」…という話は本当です。

上述の通り食生活で小麦を摂取する機会は非常に多いです。

昔から日本人の主食は「米」というイメージがありますし、朝は米を食べる家庭がスタンダードでした。

しかし、朝はどうしても時間に追われていて、朝食をしっかり取る時間すら難しい方もいらっしゃいます。

そのため、手軽に調理することが出来るパンは非常に重宝されているわけです。

コンビニ等で販売されているパンは味のバリエーションが豊富なため、「気がついたら手に取ってしまっていた」なんてこともあるでしょう。

しかし、小麦をふんだんに使っている食品が、実は体に悪影響を及ぼしていた事が判明したのです。

小麦を食べ続けると抜け毛が増える2つの理由

小麦には、炭水化物・脂質以外にも、人が活動するために必要な成分が含まれています。

そして、結果的に抜け毛を引き起こしてしまう成分が、それに含まれているのです。

具体的な成分と働きをご覧ください。

成分名 働き
タンパク質 筋肉・皮膚・髪を形成
食物繊維 便秘の改善・コレステロール値を下げる
マグネシウム 血圧・血糖値・体温調整
カルシウム 骨や歯を形成
カリウム 細胞の浸透圧を調整
ナトリウム カリウムと共に細胞の機能を調整

この他に亜鉛やビタミンも含まれています。

さて、どの成分が抜け毛に関係しているのか気付かれたでしょうか。

答えは「タンパク質」です。

小麦粉を水でこねて調理をすると、その段階で「グルテン」という成分が生み出されます。

このタンパク質の一種であるこのグルテンこそが抜け毛の原因になっていると報告されているわけです。

グルテンは以下のような影響を体に与えます。

  • 血糖値上昇
  • 腸の機能低下

血糖値が上昇すれば、当然血液の流れが悪くなります

血液の流れが悪くなる=髪の毛に十分な栄養が行き届きにくくなり、髪の毛が育ちにくい状態になります。

これが小麦を食べ続けると抜け毛が増える1つ目の理由です。

そして、2つ目頭皮にアレルギー症状が出るパターンです。

グルテンを摂取し続けたことによって、頭皮が炎症を起こし、髪の毛の根元の部分が髪の毛を支えることが不可能になり、髪が抜けてしまうといった報告があるのです。

従来の小麦粉は「伸び」も「コシ」も今の物とは比較にならない程弱かったのですが

「どうすればもっと美味しいパンを作れるのか」

「何を使ったらコシがある麺を作れるのか」

ここで、小麦をこねる過程で生まれるグルテンに注目したというわけですね。

こういった思考から生み出されたのが、品種改良を重ねた小麦でした。

グルテンの含有量が多くなれば生地の伸びもコシも格段に上がり、そうした料理に用いる際には欠かせない存在となったのです。

小麦を使っている食品の中でも、特にパンはお米の代わりに用いられる機会が多いですが、意外にも炭水化物の他に様々な栄養分が多く含まれている事に驚いた方は少なくないはず。

しかし、小麦粉を使って調理をしている際に生まれるグルテンによって、私達の体は良くない状態に陥ってしまう可能性があるというわけです。

小麦を食べなくなったら髪が生えた話

今まで小麦を食べていた人間が、摂取をやめた約ヶ2月後には髪の毛が復活した…という話があります。

ご存知の通り、ベストセラーにもなっている「ウィリアム・デイビス」の著書には小麦が身体に与える悪影響について述べられています。

タイトルに含まれている「小麦を食べるな」という一文は非常にインパクトがあります。

グルテンフリーで抜け毛が減る可能性は高い

グルテンが体に悪影響を及ぼす事を危惧して、海外ではグルテンが含まれていない食品である「グルテンフリー」がメジャーとなっています。

日本ではスーパーなどでグルテンフリー製品が目立って置かれている光景を見る機会はそれほど多くありませんが、海外ではグルテンフリーの文字が書かれたコーナーがあるほどです。

それほどまでにグルテンが体に及ぼす影響が注目されているわけです。

  • グルテンによって血糖値が上昇することで血流が悪くなり、結果的に髪の毛が育ちにくくなる。
  • 血糖値が上昇することで、動脈硬化といったリスクも高まる。
  • 体のグルテンに対する免疫が弱い場合、腸の障害・胃腸痛・倦怠感を引き起こす可能性がある。(セリアック病)

これらの理由から小麦がいかに体に悪影響を与えていたのかを理解する事ができたと思います。

小麦は内臓をはじめ、大切な髪の毛にも大きく関係しており、小麦を摂取する事で抜け毛が増える事は充分に考えられます

逆に言えば、小麦の摂取をやめることで、ウィリアム氏の著書に書かれている男性の様に、脱毛が止まりフサフサの髪の毛が復活する可能性もあるでしょう。

ただ、ここで1つ注意して頂きたいのが「脱毛の原因が小麦ではなかった場合」です。

小麦によって、抜け毛が増えてしまうケースは存在していますが、抜け毛の原因が全て小麦であるわけではありません

そのため、抜け毛の原因が小麦ではなかった場合、当然ながら小麦の摂取をやめたとしても、髪の毛を復活させることは難しいでしょう。

また、グルテンフリーは、髪の毛だけでなく内臓の状態も改善できると期待されています。

どちらにせよ、身体をより良い状態にしてくれる方法の1つですので、チャレンジしてみる価値はあるでしょう。

グルテンフリーの食材をチェック

小麦の摂取をいきなりストップさせるのは難しいかもしれませんが、続けることで髪の毛に何らかの変化がある可能性もあります。

食材 種類
豆類 栗・アーモンド・くるみ
穀物 米・とうもろこし
大豆製品 豆腐・油揚げ・納豆
乳製品 牛乳・ヨーグルト
米粉を使用した食品 米粉パン・米粉麺
お茶 緑茶・ハーブティ・紅茶

これらの食材以外にも、野菜や肉・果物、お蕎麦などもグルテンフリーの食材です。

今まで頻繁に摂取してきた食材を絶つとなると「断食」をイメージした方もいらっしゃると思いますが、想像よりも食べられる食品は多いため手を出しやすい印象を受けます。

ただ、日頃からラーメンを頻繁に食べに行かれている方にとっては、苦行になるかもしれませんね。